■タバコと中性脂肪
タバコと中性脂肪は、深い関係があります。ストレス解消にタバコを吸う人がいますが、こりは大きな間違いです。タバコは心身にダメージを与え、ストレス解消どころか、ストレスを吸う本人はもちろん、タバコの煙を吸う周囲の人への健康にも害を与えてしまいます。
とくに、ヘビースモーカーの人は、タバコを吸うことが生活習慣になっているので、要注意です。喫煙にはなにひとつとして、メリットはありません。
それでは、タバコを吸うことで、体内にどのような変化がもたらされるのでしょうか。
タバコを吸うと、血圧が上昇して、血液中の悪玉コレステロールと、中性脂肪が増加します。コレステロールには、悪玉コレステロールと善玉コレステロールがありますが、喫煙によって、悪玉コレステロールが増加すると、善玉コレステロールが減少されていきます。
これが、喫煙による健康への悪影響です。
タバコには、ニコチンという成分が多量に含まれています。実は、このニコチンがタバコの最大の悪役なのです。ニコチンには、血管収縮作用があります。それによって、血液がドロドロになり、固まりやすくなり、血栓をつくる原因となります。さらに、タバコの煙には、有害な一酸化炭素が含まれており、血液中の酸素量が不足する原因にもなります。
タバコを吸うことで、コレステロールや中性脂肪を増やすだけでなく、とくに女性は血行障害により、冷えやむくみの原因にもなります。子宮や卵巣など、婦人科系の機能にも悪影響を及ぼすので、女性の喫煙は特に要注意です。
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